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こちらから先は、あくまでも助言です。いかなる結果が生じても責任は取れません。
情報の利用は自己責任でお願いいたします。

まず、この大腰筋刺鍼ってなんなのさ?

簡単に、言えばぎっくり腰や坐骨神経痛に大変効果的な鍼の治療法です。


ではでは。
北京堂さんでは、大腰筋へのアプローチが書いてあります。
(一般のお客様で理屈を知りたい場合にはこちらを見ていただければ)

うちも、そうですが他の治療院と比べ情報量が多いです。
多すぎです。。。

あちこち読んでますと以前読んだ
ページがわからなくなる事多数あります
申し訳ございません。とてつもなく管理下手でございます。


まぁ、それはさておき。

んじゃ、うちは一体何をするのさ???
書くことがないじゃんって思いましたが、
つーことで!大腰筋の、解剖をもっと深く掘り下げてみようかなと。


まず、大腰筋に関して。
最近になっては、スポーツの世界でも腸腰筋の名前が頻繁に出てきますが、
腸腰筋とは、腸骨筋と大腰筋の総称です。

実際にはコアコンディショニングの目的やキック、ランニング時の内容で
出てくる場合が多いかと思われます。

一時は、この腸腰筋は、すげええ悪者扱いされていた時期がありました。
昭和後半(古っっ!!)うさぎ跳びや、腹筋のやり方が変わったのを
ご存知の方も多いかと思います。

以前、腹筋は足を伸ばし、足首をパートナーに持ってもらい
起き上がるシットアップと言うものが主流でしたよね?
この腸腰筋の運動メカニズムとして腰を反りながら
起き上がる(股関節の屈曲)ため腰を痛めるスポーツ選手が多かったのですね。
そして、その時に「腸腰筋の動きが腰を痛める原因だ!」みたいな流れになっていきました。

だから!この腸腰筋を縮めたまま(収縮)腹筋群だけを収縮させる
クランチ関係が徐々に一般人向けの腹筋運動として主流になった。

注)クランチとは、簡単に言っちゃえば膝を立ててお腹を見るように腹筋を収縮させる運動。
   またシットアップとは、起き上がっちゃう運動。


が!!!
この腸腰筋ってのは股関節の屈曲
つまり走るときの練習方法のひとつモモ上げや
キックボクシングや空手においての膝蹴りやハイキックなどの動きに
大変深く関係する。また、体幹を構成する場合のインナーユニットなどにも関与する為

いろいろな情報が新しく追加されることとなりました。
邪魔者だったはずの腸腰筋が皮肉にもアスリートを中心に
また大切な筋肉だと表舞台へ出て来たのでした。
しかし強力な筋群である腸腰筋がメインになれば
どうしても、この部位の障害も増えちゃうんですね。
運動に関する話しは長くなりすぎるので、さておいて。

か、か、解剖と鍼灸の話しに戻ります。。。

腸腰筋とは腸骨筋と大腰筋の2つに分けて考える場合が多いのですが
腸骨筋自体は、筋肉の力がそれほど強いわけでもなく
刺鍼技術も修得安易であり、安全性に関してもさほど乱雑な手技など用いないかぎり
危険性も少ないので省いて「大腰筋」にのみ焦点を絞って書いてみた。

同じように脊柱起立筋や多裂筋などの刺鍼法は浅いですし
危険性も少ないため書く必要もないとの思い大腰筋に焦点を絞ったもので、
腰痛の全部が全部、大腰筋に刺す訳ではございません。



また、当院の説明は、引用として解剖学に関する写真が多少載っています。
その為、一般の方にとってはグロく見えてしまうかもしれません。
実際の方法だけを知りたい場合には二天堂さんの実際鍼がどうやって刺されているのかを
見ていただいたほうが良いかと思います。

これは、これで一般の方にとっては痛そうに見えるかもしれませんが
効果の方は素晴らしく高いですので、ぎっくり腰の痛みや坐骨神経痛など
なかなか症状が消えないなどの悩みがある方は是非一度お試しください。



大腰筋刺鍼に関しての内容 

● 安全面から大腰筋へ、どうアプローチするのか?
● 腰椎に関して
● 実際の大腰筋初学者向けアドバイスなどの構成になっております。

神経支配とかそんなのは、わかってるだろうし、
わからなくても調べりゃすぐわかるよね?だから書かないでおきます。
要望があれば増やすかも???



こちらページは、あくまでも助言です。いかなる結果が生じても責任は取れません。
情報の利用は自己責任でお願いいたします。



まず最初に、ちょうどL5の高さでの断面図です。
これを見ていただいてわかるように椎体の横に大腰筋が見えるわけですが
多くの鍼灸のアプローチを見ると腹部からの刺鍼方法が書かれている場合も多い。

しかし、前面からアプローチを行った場合
腸管などを傷つける可能性が高い。
腸管を傷つけるということは腹膜炎なども考えるとリスクの高い刺鍼技術となる。
(実際には鍼の損傷程度なら問題のない場合が多いのですが無いとは言えない)

また腹部より刺入した場合
腸を貫くと言うことは、糞を通ることになり
いくら無菌状態のディスポーザブル鍼を使おうが
感染の可能性も考慮しなければならない。



L5断面図大腰筋の説明
 L5断面図



本来なら刺鍼するL4〜5くらいの高さで見せられたら良いのですが
これに載っている写真は、おそらく痩せた女性で
筋量も無い為上記図のL5の方が、基本をおさえるには参考になるかと思います。

逆を言えば、おそらくこのような体型(痩せた女性や加齢者など)の刺鍼には、
下図の方が、大変参考になるんじゃないかと。

次のページで書きますが、一般的には肋骨突起の間を刺していけば良いのですが、
下図のように、羸痩(るいそう)していたり、運動などしていなく筋量が少ない場合
椎体に沿って刺鍼しなければ内蔵へ鍼が向く事も多いでしょう。

L4〜5断面図

 L4〜5断面図

またL3での断面図になると左側に腎臓がありますので
運鍼やパルス通電などは決して行わないなどの注意が出てきます。
日本の鍼は細いものが多いためか、事故例を聞いたことはないものの
中国の鍼灸事故関係の書籍には、腎臓の損傷なども報告されていますので
細心にわたり注意して行ってください。


左腎臓近辺



医学解剖学標本彩色図譜 P158、159図引用




それらから背部よりの刺鍼となりますが
今度は椎体の形状の勉強が必要になる。


椎体から刺入を考える。

下記は、腰椎の椎体を上から見た図です。
大腰筋は、腰椎の椎体の側面に付いていますから
肋骨突起が邪魔をしていることが理解できるかと思います。

腰椎を上部から見た図


続いて、実際に刺す場合後方からの刺入ですので、
棘突起を触診し、多くの場合には椎体間に刺鍼します。

しかし、実際に刺してみると意外と多くの確立で肋骨突起にぶつかる場合もある。
また、ぎっくり腰や、腰痛などを抱えている患者の場合
患側が収縮しているなどの理由で、肋骨突起の間が狭くなっていることも多い。

理由としては、
フルスパイン(脊中)の模型をお持ちでしたら見ていただきたいのですが、
棘突起を触診して、その時の肋骨突起の位置を見て欲しい。
場所によっては、肋骨突起が邪魔をして
刺入出来ないことがあるのが理解できると思う。

これらは、個人差も大きく例えばL2,3間だから少し下目とかいったものではなく
画像診断を取ることが出来ない鍼灸師にとっては最初難しいかもしれません。
(出来たとしても、こんなことの為に撮らないでしょうが。)

病院などで勤務されていて画像を多く見てきた方々なら
わかるかと思いますが、かなり個人差ってありますよね。
下には、個体差の例としてX線写真も参考になるかと思い載せてみました
上下関節突起なんか説明しても意味ないですから
今回は肋骨突起をよく観察してみてください。

ちなみに大腰筋を狙ったのに肋骨突起に当たった場合
二天堂の坐骨神経痛の1図を見ていただければ
同じ場所に2本刺さっていると思います。
似たような感じで今刺している鍼を抜かずに
(患者の負担を減らす・治療点の目安としても)
前後左右に数mm離して行うことにより、鍼体の残っている長さなどから
刺入出来ているのか初心者には微妙な差がわかるかと思います。

もし、それでも入らなければ椎体に近づきすぎている可能性が高いでしょう。

注)二天堂のは、刺激量を多くする為に2本刺しているのであって
  刺入の際に肋骨突起にあたったものとは違います(念のため。

   


腰椎を後方から見た図。肋骨突起そのものはさほど大きくないですが附着する腱を考えると刺入範囲は狭くなります
腰椎を側方から見た図
医学解剖学標本彩色図譜 P8A,D,E引用




腰部の画像

医学解剖学標本彩色図譜 P165引用



最後に、刺激量などは書きませんが、

やはり最低でも2,5寸もしくは中国鍼の3寸は必要でしょう。
ただし腎臓などの近辺は自信がなければ少し浅めにしてください。

また体格の良い人には日本の鍼の3寸くらいはないと届かないかと思います。
逆に痩せた患者などには2寸で充分な場合もありますが
個体差を書いていたらきりがないので。

次に太さに関して。
3番だと細すぎて
健康な腰痛とかなければ大丈夫かもしれませんが
腰が痛いなど筋肉が硬い場合
刺入が困難であったり
細い為に鍼が湾曲し狙っているポイントとのずれが出る場合もありますから

5〜10番くらいの太さで試してみてください。


他に、注意点があるとすれば
普通の鍼の内容と同じですが
電触感があれば止めましょう(得気ではないです)


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